【熊本県】従業員の高齢化を防ぎ、効率の良い仕事を(派遣14名/トマトの選果など)
今回紹介させていただくのは、熊本県の八代地域農業協同組合(JA八代)さん!
- 農家さん
- 八代地域農業協同組合(JA八代)さん
- 野菜の種類
- トマト、ミニトマト、メロン、いちご、キャベツ、アスパラ、えんどう豆、梨、晩白柚など
- エリア
- 熊本県 / 八代市
- 派遣人数
- 14人
- 派遣期間
- 2023年11月〜2024年6月
14名のNINAITEメンバーを派遣している熊本県JA八代さんでは、農家さんから集まってきたトマトの選果や出荷を行っています。
すでに直接雇用の外国人メンバーが働いている中、今回新たにNINAITEの派遣メンバーを採用したきっかけや、実際にNINAITEを使ってみて感じたことをお伺いしました。
【1】NINAITEの派遣を始めた理由
全部で100名ほどの作業員がいる熊本のJA八代さん。
10月〜12月と、4月〜6月で2回やってくる繁忙期に合わせて、NINAITEメンバーを採用してくれました。
今回、派遣を決めたきっかけはなんだったのでしょうか。
1.シフトの穴を防ぐため
10月〜6月の繁忙期の間に、日本人特有の行事である年末年始や入学式、GWなどがあり、労働力の穴が空いてしまうことに困っていました。
外国人メンバーは、そういった行事に左右されないので、シフトが組みやすく、余計な心配が減るだろうと思い、採用を決めました。
2.従業員の高齢化を緩和させるため
日本人の派遣で来るパートさんは、毎年同じメンバーが来てくれることが多いのですが、それが続くとパートさんがどんどんと高齢化してきているという懸念点がありました。
最低賃金は上がっていくのでコストは上がるけど、効率は下がってくる。同じコストをかけるなら、健康状態も良く、力のある若い人が来てくれると作業効率も上がり、安心できるという思いで、NINAITEにお願いしました。
【2】NINAITEを使ってみて
実際にNINAITEを使ってみての感想をお伺いすると、日本人と外国人の違いや、直接雇用と派遣の違いで感じたことを、たくさん教えていただきました。
1.言葉の壁
外国人採用の時に、もともと心配していた言葉の壁は、やはり感じることがありました。
何かを伝えた時に、反応は返ってくるけど、本当に理解しているのかどうかがわからず、初めは戸惑うこともありました。
ですが、飲み込みが早くしっかりしているので、ひとつひとつの仕事を丁寧にこなしてくれており、今ではとても戦力になって働いてくれています!
2.日本人スタッフへの刺激
日本人同士だと言い合いになってしまいそうなことも、相手が文化や言葉の違うメンバーだということが根底にあるので、言葉を選びながら気を遣いながら仕事をし合う姿勢が、職場環境を良くしてくれていると思います。
外国人メンバーと働くことは、日本人スタッフにとっても刺激になっていると思います。
3.管理のしやすさ
コスト面では、直接雇用と違い、税金などの負担がないので事務的な管理の負担が減り、助かっています。
住居もNINAITEが用意してくれているところに住んでいるので、居住費の負担もなく、それも採用の決め手となりました。
【3】これからの展望や課題
インタビューの最後には、来季もお願いしたいです!と嬉しいお声をいただきました。
今後も私たちNINAITEが一緒に伴走させていただくにあたり、心配なことや来季取り組んでいきたいことをお伺いしました。
1.仕事量のバラつき
繁忙期の間は仕事も忙しく、残業は月に7〜10日ほどありました。
ですがやはり、仕事量は農作物の収穫量によって変動してしまうので、外国人メンバーが働きたい分の仕事を用意できないこともあります。
外国人メンバーは、稼ぐことをモチベーションに日本に来ていると思うので、我慢させてしまっていることが懸念点です。
ですが、そのような状況も、NINAITEが外国人メンバーに説明してくれるので、負担も減り、助かっています。
2.日本人スタッフとのバランス
もともとのイメージは、日本人スタッフの穴を外国人メンバーで埋めようと採用を決めましたが、思ったよりも生産物の出荷が少なく、労働力過多になってしまいました。
日本人のパートさんは所得制限がある人が多く、10月〜11月に、働く時間の調整が入ってしまいます。
ですが、その期間がちょうど繁忙期とぶつかってしまうので、農作物の量が急に増えた時に対応できない事態になってしまいます。
なので、少ない労働時間の日本人パートさんをたくさん雇うよりも、たくさん働ける外国人メンバーを絞って採用していくという方向へのシフトを考えています。
3.教育ツール
外国人メンバーが多いので、今後も増員することを考えると、働き初めの時に見て学ぶ座学を取り入れてもいいですね!とNINAITEから提案がありました。
マニュアル動画みたいなものを作って、繁忙期にいきなり入っても戦力として働けるような教育ツールを、今後NINAITEと一緒に検討していきたいと思います!
ここで働くことに関して、本人たちがどう感じているか、ぜひヒアリングしてほしいです。できることはしていきたいと思っています!
と、外国人メンバーに寄り添い、考え続けてくれているJA八代さん。
日本人スタッフでは問題点となっていた部分を、外国人メンバーの採用でカバーできるということに可能性を感じてくださっていました。
外国人メンバーもより働きやすく、そして会社としてもより受け入れやすくするための方法を、ここからまた一緒に考えていきたいと思います!