第一回 四半期報告会
普段は白いTシャツに黒いパンツが印象的なチョモランマ・NINAITEメンバー。
この日はすこしかっちりとした服装に身を包み、ホテルの一室に集まりました。
2024年7月24日
チョモランマ初の四半期報告会。
経営陣はもちろん、社員、アルバイト、業務委託、そして学生インターンなど、参加できるメンバーは、会社に関わる全ての人。
午後3時、いつもより少しだけ緊張感漂う中、それを解くようにいつもの笑い声。
「第一回四半期報告会を始めたいと思います」
そんな言葉で引き締まった会場で、第一回目がスタートしました。
まずはじめに配られたのは、新しいクレドカード。
会社のDNAが書かれたカードです。
力強く定まった決意の中に、ひとつだけ空白の欄がありました。
これは、各々が自分の人生理念を書く場所です。
まずは自分に向き合い、それぞれの決意表明をここに記しました。
クレドカードの記入後、経営企画本部長・平井から、四半期の業績発表。
これまでチョモランマ・NINAITEを築いてきたメンバーにも、これから入社するメンバーにも、しっかりと数字を見せながら、自社の現在地を共有しました。
そして、各部門のリーダーから部門ごとの報告。
まずは、外国人人材事業部本部長・宮城より、現在の状況を見せながら、今期の目標数字が伝えられました。
大きな数字のあとに、
「僕はいけると思います!」
と、力強い言葉。そして、巻き起こる拍手。
リーダーは全体を把握しているからこそ、誰よりも不安はたくさん見えているはず。
だけどそれを上回る、チームを信じる力が、みんなの不安を吹き飛ばしてくれます。
チームメンバー、一人ひとりの話をしながら、ここから目指していく方向を示してくれるリーダー。
みんなとの信頼関係が、とても伝わってきました。
続いて、派遣部門のマネージャー古川。
四半期で達成したことを報告しながら、その達成のために力を尽くしてくれた人を、名前を挙げて、紹介してくれました。
誰かの名前が呼ばれるたびに、その人の方を見て、自然と拍手を送るメンバーたち。
わたしたちはいつもチームで仕事をしているので、チームとして悩み考え、チームとして結果をつくる。
だけど、その成果に対しては、一人ひとりの ” この頑張りがあったから ” をしっかりと感じあい、讃えあう。
チームで仕事をしていくとき、この信頼関係はとても大切な鍵になると思います。
日々仕事をしていると、これは隣の人がやって当たり前、と感じるようになり、いつの間にか、そんなことも思わないくらい、隣の人の業務は目に映らないものになってしまいます。
ですがこういうときに、リーダーがしっかりと、チームのメンバーひとりひとりの頑張りを伝えられることで、チームみんなの想像力が上がり、またひとつチームが大きくなっていくのだと思います。
そして、代表横山から、今後の展望発表が行われました。
チョモランマとして積み重ねてきたものは今後、NINAITEの社名に統一され、受け継がれていきます。
スクリーンには、” 真の四方よしを実現する ” という言葉が映し出され、これまでやってきたことの軸は変わらず、さらにパワーアップしていくのだということが伝わってきました。
お客様、外国人さん、私たち、そして社会にとっても良いことを実現し、継続し、発展させていく。
そのために、私たちがやるべきことを描いた、NINAITEのロードマップが発表されました。
どの時間も、会社とメンバーと、自分達がやっている事業に向き合い続けている横山だからこそ創り上げられる、NINAITEの強みを生かした今後の戦略。
メンバーたちはきっと、いつも自分達がやっていることが、こんなにも大きな未来に繋がっているのだということを実感したのではないかなと思います。
そして、みんなの気持ちが昂ってきたところで、一人1分間のスピーチタイム。
自分が頑張ってきたことを声に出して肯定する時間。
自分で自分のことを褒められるというのは、モチベーションを保っていくのに、大切な力です。
今日まで頑張ってきたこと、これから頑張っていきたいことを口に出して、刻み合う。
きっとこれを第二回、第三回と繰り返していくと、一人ひとりの歴史が積み重なって、厚みのある会社に育っていくのではないかなと思います。
そして最後には、MVPの投票。
メンバーの中から一人、リーダー陣の中から一人、特に頑張りが目に映った人の名前を、全員が投票します。
投票が始まり、賑やかだった空気は、次第に静まり返っていきました。
各々が目を閉じて、過去を見て、いろんな顔といろんな姿を思い浮かべているようでした。
そして投票が終わり、MVPの発表。まずはメンバーの中から。
用意されたドラムロールに合わせて、スクリーンに映し出されたのは
” 樋口 明子 ”
チームが拡大するのに合わせて仕組み化に力を発揮したり、多くのタスクを抱えていても、いつもの笑顔で向き合っていた姿に心を打たれたメンバーが多くいたようです。
とにかく泥臭く頑張ってきたことをみんなが見てくれていたこと、これは樋口にとっても、きっと大きな自信に変わっていくと思います。
続いてリーダー陣の中からMVPの発表。
選ばれたのは ” 雪野 太朗 ”
日々の業務に追われていた期間もありましたが、誰よりも真面目に誠実に仕事に向き合い続けた結果、誰も追いつけないくらいのスピード感を持って、状況を判断できるリーダーになりました。
両手でガッツポーズを作り、拍手の中で受賞した雪野。
みんなからの納得の空気が伝わってきました。
そして最後にサプライズ発表があった、代表横山が選ぶ社長賞。
事前に準備されていたこちらの賞で名前が挙がったのは
” 雪野 太朗 ”
どよめく会場の中で、雪野が本日二度目の受賞を行いました。
ただ、一度目と違ったのは、受賞の中で雪野の表情がぐっと強張った瞬間があったこと。
一度目は、賞状の文章を読み上げた横山。
ですが二度目は、「ちょっと太朗さんとの物語を話させてください」と言って、入社前からのエピソードを話してくれました。
実は一度は、チョモランマとすれ違い、仲間になりそこねていた雪野。
ですが、その後も自身の持ち前のガッツで横山の心を掴み、メンバーに加わったという過去がありました。
初めは全然周りが見えていなかったそうですが、今ではチームメンバーに尊敬される頼もしいリーダーになりました。
過去のエピソードを笑って話しながらも、これまでの道のりにお互い涙しながら交わした賞状には、ただの紙切れではない、血の通った物語が載っていました。
そんな熱い時間で締めくくられた、今回の四半期報告会。
メンバーのポケットの中には、自分の決意表明が記された、NINAITEのクレドカード。
会社のために自分があるのではなく、自分の人生理念を叶えるために会社がある。
四方よしのひとつは、自分にとって良いことであること。
これからも続いていくこの四半期報告会。
毎日仕事をしている日常のオフィスから離れて、いつもは手離せない電話やパソコンを一度横に置いて、3ヶ月に一度、会社と自分の現在地を確認するこのセーブポイントを、これからも大切にしていきたいと思います。